保育所の選び方大規模園と小規模園のメリットとデメリットを感じたこと

我が家は共働きですが、両親も私が生まれたときから共働きでした。

さて、そんな共働き世帯はどのようにして増えたのでしょう。

実は共働きが増えてきたのは割りと最近のことのようで、1990年代中頃までは専業主婦家庭のほうが多い状況でした。それが2000年をこえたあたり、特に2006年から急に増えていきます。

共働きが増え初めてまだ20年程度なんですね。

2006年に何があったかというと、男性の育児休暇の取得を促したり、男女雇用機会均等法の改訂などがあったためだとも言われています。

これらの法律の改革により、出産後でも女性が仕事を辞めずに働きやすくなったからなんです。

夫婦で働く理由として、昔は生活のゆとりや社会と関わりたいなどとされることが多かったようですが、今は経済的に安定するためと、共働きの理由も変化しています。

共働きが増えるにつれて、子どもを預けるための保育所も増え、またそれを選ぶ保護者の悩みの種になっています。

今回は保育所を選んだ理由と、通わせて分かったメリットやデメリットを書いていきますね!

保育所をどう選ぶか

保育所は0歳から5歳まで最大6年間も通う可能性のある場所です。

三つ子の魂百までと言われるほど成長発達が早く重要な乳幼児期を過ごす場所ですから、選ぶ親にとったら育児において重要なポイントですよね。

そもそも子どもを幼い頃から保育所に預けることに抵抗のある親御さんは多いと思います。

…が、筆者も0歳から保育所に預けられていました。

あえてここに書かせてもらいますが子どもは与えられた環境に慣れるのが早いので「それが普通」になれば全く問題ないのです。

0歳から保育所に通っていた私が昔を振り返って、母や父に「なんで小さいころから保育所に預けたのか!」と言ったような怒りを感じたことは全くありません。

むしろ、保育所で仲良くなった友達は大人になった今でも仲が良いほどいい関係を築けていますし楽しい思い出ばかりで有難い限りです。

小学校にあがるときには保育所からの知っている顔がたくさんいて不安は全然無かったです。

さて、本題に戻ります。

我が家が選んだ保育所は0歳から保育可能で、年少からは1クラス30人を預かる区域内でも大規模な保育所です。

なぜここを選んだのか?

①自分の勤務時間と保育所の開園時間

保育所によって、朝は何時から保育しているか、夕方は何時まで開いているのかがかなり違います。

選んだ保育所は朝は7時半から、夕方は7時まで保育が可能です。

②園庭があるか

都市部の保育所では土地の狭さゆえに保育所に庭が併設されていないところがほとんどです。

園庭があれば、少々天気が悪くても庭で遊ぶことができます。

公園に出かける必要がないので、交通事故のリスクもないのです。

③行事はどんなものがあるか

多すぎると共働きには参加が難しく、少なすぎると楽しんで保育所にいけているのか不安なため、行事はどんなものがあるかを確認しました。

中には、行事の手伝いを保護者がする保育所もあるので、仕事が忙しいのであれば参加が難しくなってきます。

その他、育児に関して書いてある雑誌などでは、園の雰囲気や持っていくものなどなど書いてあると思いますが、私はあまり気にしていませんでした。

強いて言えば、お昼寝布団はお金がかかりますが、レンタルしたほうが、雨の日は助かりますね。私は持参タイプの保育所だったので。

また、保育所でも園内で習い事をしている保育所は、魅力的ですよね。わざわざ教室を探さなくていいし、値段を聞いているとやはり格安です。

ただ、集団レッスンになるのであまり練習できないよ、という声もあります。

それから、これは一部の保育所だけだと思いますが、気を付けないといけないのは、市から認められた認可保育所でも、お盆休みなどの休みがあるということです。

ひどい話では保育所のしおりに特別な記載がないのに、通わせてみたら夏休みがあったなどはよく聞く話です。

その保育所は園長や先生に頼み込んでどうしても休めない家庭の子どもだけを預かるシステムだったのだとか。

そもそも仕事が休めないから子どもを預けるのであって、お盆休みがある職業だってかなり限定されているのですが…

大規模な保育所のメリットとデメリット

大規模な保育所に通わせるメリットとデメリットは何があったかお話します。

大規模な保育所に通わせるメリット

●お友達が増える

大規模な保育所に通わせるメリットは、お友達が増えることです。

休日に、保育所の近くの公園で遊ばせていたら、お友達がどんどん遊びにきてくれるので子どもも喜びます。

●社交性が育つ

かなり社交性が育つのか、知らない小さな子どもにも自ら声をかけて一緒に遊んでいたりします。

貸し借りも上手ですし、自分より小さな子どもには優しくしないといけないという気持ちが育つのが早い気がします。

大規模な保育所に通わせるデメリット

●声がでかい

大規模園で育つと、周りの園児が賑やかすぎて先生や友達に声が届かないのでしょう。驚くことに、普段から声がでかい(!)です。

●先生の目が行き届かない

これは最大のデメリットです。

大規模な保育所になると、成長発達もバラバラの子どもが集まりますから、先生が「月齢や発達のゆっくりな子」に掛かりきりで、その他の子どもに目が向けられないということはかなり感じました。

先生の知らないところで怪我して帰ってくるのは日常茶飯事で、お友達とぶつかったりして目が赤くなっていても「気づきませんでした」と言われるほどです。

また、お迎えのときの先生のコメントは「変わりなかったです」ばかりで、発達のゆっくりした子の保護者には5分も10分も丁寧に話をしています。

保護者も忙しいのでその方が楽なのですが、やはり良い気はしませんでした。

このデメリットを考えると1クラス10人以下などの保育所のほうが先生の目が届くので安心して通わせられたかな、と今になって感じます。

保育所選びのまとめ

いろいろ話してきましたが、保育所を選ぶときに一番大事なのは「最大6年間通わせることに親が苦労しないか」だと思います。

先生や園長の人柄を見るのは正直なところ素人の保活では難しいと思います。

一番良い保活は、そこに通わせている保護者からの情報だと思います。

そして、一度保育所に入れてみて合わないと思ったら保育所を変えるのもひとつです。

6年間(下の子合わせて8年間)通わせてみたら、わりと保育所を変える人がいたことにも驚きました。

乳幼児期は保育所の枠が少ないので探すのが大変ですが、幼稚園に入れる年少からだとわりと保育所にも空きが出てきますので、それほど保育所探しも難しくなくなると思いますよ!