回転寿司で感染のリスクはあるのか?子どもや家族の感染対策を考えてみた

半年ぶりくらいに外食したときのお話。

コロナ渦において、私の施設の医療者は「複数での外食禁止」を言い渡され、家族以外での外食がいまだできずにいます。

しかしながら、我が家も子どもがいるので気分転換は必要ですし、なんといっても「子どもは外食が好き」なんです。少なくとも我が家のお子ちゃまたちは。

とりあえず、回転ずしで「注文品のみ取る」「食べる前は手洗いする」という約束と「混まない時間に行く」ことを対策として久しぶりに行ってきました、回転ずし!

寿司はその文化からお箸で食べない場合もあり、巻き寿司などはつい手でつまんで食べてしまいますよね。それが子どもであれば手で食べてしまう可能性は高くなります。

新型コロナウイルスの変異株は子どもにも感染しやすいのではないかと言われていますし、正直、子どもから感染するんじゃないかと心配です。

今回は回転ずしに行ったときの感染対策について考えてみたいと思います。

回転ずしの店によって感染対策が違う。行くお店によって自分で対策をする必要がある

行ける範囲にはS寿司店とK寿司店があります。

今回はK寿司に行きました。

S寿司店は人気店なのであえて避けました。

人気店より普段は人が少ないとはいえ11時半でもすでに待ち時間が・・・待合室はすでに密です。

さて、案内されてから私はまず除菌シートでテーブル、メニュー表を拭いてから子どもたちを座らせます。

しかし、K店のメニュー表はタッチパネルです。いつもならタッチパネルも消毒するのですが、このK店は丁寧に拭いてくれている痕跡があったので安心しました。

手で持つようなメニュー表は見当たらなかったので引き下げているのかもしれません。

みんながよく触るタッチパネルとメニュー表が一番コワいなとおもいます

さて、次に、席と席の間隔についてです。

他の飲食店では実は隣の席との間隔が狭かったりすると、正直なところ感染リスクがあると思うのです。

飛沫感染ですから、ツバなどが飛んでくる距離は開けておきたいところです。

咳やくしゃみをすると、2~3メートル以上は飛沫が飛ぶのをご存知でしょうか。

普通の飲食店ではほとんどが席の間隔が2メートルも無いと思います。

しかし、回転すし屋ではどうでしょう?次の画像をご覧ください。

分かりますか?客はほとんどの人が「回転ずし」の方を向いているのです。

いいとも悪いとも言えませんが「通路を挟んで向かい側」の席の客までは距離が取れそうです。

ただし、「回転ずし」を挟んだ向かい側の席とは距離が近くなりがちですね。

さて、次の画像を見てください。

美味しそうにパフェを食べている子どもの向こうに「注文品」の文字が書かれたお寿司が流れてきていますね。

このK店は残念ながら「回っているお寿司にカバーがない」お店です。

席の間隔について述べた画像で見てお分かりの通り、お客さんはほぼ「お寿司のほう」を向いて座っていますから、話た際に飛んだ飛沫はもちろんお寿司に向かいますね。

さらに、このK店はS店と異なり「注文品がどこのテーブルのものか分からない」のです。

お店によっては色分けしていたりして自分が注文したものか他のテーブルのものかが判別できるようになっています。

K店のように「注文品がだれのものか分からない」場合に起こるのは、間違って取ってしまって、間違いに気づいた客が寿司をレーンに戻す可能性がある、ということです。

実は私も自分が注文したものかどうか分からず取り損ねたことがあります。また、自分が注文したものが「届くよ」と合図が来たにもかかわらずお皿が無かったこともありました。隣の席から注文の皿が戻されたこともありました…

まぐろ、びんちょうまぐろ、中トロ・・・似すぎて一緒に流れてきたら正直素人では判別できません。こういった問題が発生するのも仕方ないな、と感じました。

このK店にはもう少し工夫をお願いしたいところです。

このお店ではありませんが、回っている寿司にフタをかぶせてくれているところもありますから、どのすし店がどんな対策を講じているかを見て来店する方がいいと思います。

また、近くに回転ずしのお店が少なく、選択肢がない場合は自分や子ども、家族を守るためにも感染対策グッズは持参した方が良さそうです。