病院にお盆休みはありません
日本の夏はとにかく暑い。
東京オリンピックも真夏の炎天下に行われたせいもあり、マラソンではダウンする選手もいたそうですね。
そんな日本の夏には〈お盆〉といって、ご先祖さまをお迎えする行事がありますね。
お盆には夏期休暇という名目で企業が休みになることがあります。
しかしながら、その業種は一部のみで、大半の企業や業種はお盆休みというものはありません。
今回は、どんな企業がお盆休みを設けているか調べてみました。
目次
お盆休みはいつからいつまで?
母も看護師のため、子どもの頃からお盆休みというものに縁がなかった私は未だにいつがお盆休みなのか?は明確ではありません。
しかし、日本の一般的なお盆休みというものは毎年だいたい決まっていて、8月13日~16日までとされています。
8月13日が盆の入り、8月16日が盆の明け、8月14日と15日がお盆なのだそう。
また、2021年はオリンピックが行われるため祝日の移動があり、最大10連休だった人もいるようです。
お盆休みがあるのはどの業界?
では、お盆休みってどんな業界にあるのか?
そんな私的な疑問を調べてみました。
●製造業
製造業は製造ラインを担っている工場を止める際に、短くポツポツ休むよりも何日間か連続で休むほうが効率がよいこともあり、お盆休みが長く設定されています。
自動車製造や精密機械の製造業など工場ラインがあるところで大手の場合はお盆休みが設けていることが多いです。
●一般企業
一般企業もお盆休みがあるところもあります。
お盆休みがない業界は?
●行政機関や郵便局
行政機関は、行政機関の休日に関する法律というものが定められており、カレンダー通りの営業です。
郵便局もカレンダー通りです。
●銀行
銀行は銀行法という法律があり、そのなかで土曜日、日曜日、祝日、年末年始の12月31日から1月3日を休日とするとされているため、お盆休みはありません。
●サービス業
飲食業界やホテル業界、接客業などのいわゆるサービス業は、夏休みがかきいれ時のためお盆休みは無いことがほとんどです。
病院にお盆休みはありません
そして病院に関してですが、ズバリ〈大きな病院にはお盆休みはありません〉。
仕事柄、お盆の時期はお休みですか?とか、お盆休みはどうしたらいいですか?と聞かれることがあります。
しかし、よく考えてください。
全国の病院がお盆休みを設けていたら、患者さんが困ると思いませんか。
24時間救急を受け入れている病院の救急外来はお盆もお正月もゴールデンウィークもありません。
ただし、個人経営のクリニックは独自で休みを設定しているため、お盆休みがあることがほとんどです。
まとめ
●お盆休みは基本的に8月13日~16日まで。企業によって違う
●製造業や一般企業はお盆休みがあることが多いが、行政機関、郵便局、銀行、大きい病院や福祉施設、サービス業などはお盆休みはない
こうやってみてみると、お盆休みを設けている業種は一部のみで、大半の企業がお盆休みも営業していることが分かります。
ただ、自動車製造業の大手になると従業員も膨大な数でしょうから、企業の数のわりにお盆休みがある人が多く感じるのはそのせいなんだと考えられますね。
お盆が過ぎるとだんだん涼しくなっていきますから、なんとかこの時期を乗り越えましょう!!