防かびくん煙剤と銀イオンについて!子どもがいてても安全?
春が過ぎるとだんだん湿度が高くなってきますね。
日本の夏の敵といえば私はカビを思い出します。
今回は防カビくん煙剤とそれに使われている銀イオンについて考察したいと思います。
目次
防かびくん煙剤ってどんなもの?効果はいつまで?換気はどうしたらいいの?
防カビ剤にはたくさんの種類が出ていますが、その中でも目を引くのは防カビくん煙剤です。
防カビくん煙剤の効果ですが、銀イオンが含まれた煙をたくことで目に見えない黒カビの原因菌を除菌し、黒カビの発生を防ぎます。その煙が天井に届くことで天井まで黒カビの発生を防いでくれます。
防カビくん煙剤の使い方ですが、すでに生えてしまったカビに対しては効果はないので、もともとからあるカビはカビキラーなどで退治しましょう。カビを取る前でも後でもくん煙剤は使えます。
また、換気については、煙を炊いている時は換気を切り、90分以上放置した後に、換気を30分ほどしてくださいね。
使い方も、容器に説明書どおりに水をいれるだけなのでとても簡単ですね。
防カビくん煙剤の効果がいつまで続くのかについてですが、製品には約2ヶ月続くと記載があります。
本音をいうと、もっと長く続いてほしいのですけれど…コスパは良くないかもですね。
でも、やっぱりカビはイヤ!なんて人は、使い方を考えてみてはいかがでしょうか。
例えば毎2ヶ月ずっと防カビくん煙剤をたかなくても、梅雨の前後だけたくなど限定すればカビの発生を抑えつつコストも抑えることができそうですね!
銀イオンって防カビ効果はあるの?
さて、防カビくん煙剤の使い方が分かったところで、そもそも銀イオンって効果があるのか?
こんな疑問を感じたことはありませんか。実は私はあります。マイナスイオンなどはあまり信用してないです…
そこで色々調べました。すると、銀イオンは以下のような方法で殺菌、静菌するようです。
酸素と離れた不安定な銀イオンは微生物の酸素と結合しようと微生物に取り込まれていくのだそう。そうすると、微生物のたんぱく質と結合し、細胞分裂を起こせなくさせ、活性酸素を発生させるんです。
それにより細胞が死滅し、いわゆる殺菌や静菌作用が起こるとされています。
細胞分裂がとめられるということは人体に影響があるのか?という心配ですが、単細胞である細菌はひとつの細胞が壊れると生きていけませんが、多細胞である生物(=人間など)は取り込んだ余分な銀イオンは新陳代謝などで体の外へ排泄されて生命活動は維持されます。
この差が細菌には効いて人体には影響がないといわれるところです。
このほか、日本イオン株式会社のホームページにあるQ&Aのコーナーには銀イオンの詳しい説明がたくさん載っています。
そこには、銀イオンは殺菌作用も静菌作用も持ち合わせているとの記載があります。そして、防カビ能力もあるとのこと。
ただ、防カビ能力に関しては、強いものではないので、効果的に使うためには工夫がいるとのこと。
この防カビくん煙剤には天井にひそむ黒カビを除菌するための「工夫」があるのかもしれませんね。
防カビくん煙剤の煙は安全なのか?子どもがいてても大丈夫?
銀は昔から食器や歯の治療などにも使われていたことから、口にしても安全な物質と言われています。
そのため、万が一防カビくん煙剤の煙を吸ってしまっても銀イオンは人体には影響ないので大丈夫…だということが言えるようです。
ただ、誰にでもアレルギーや、体質に合わないものは少なからずありますので、もし煙を吸ってしまったあとに、体調が変わるようでしたら受診してもいいでしょう。
煙を吸わないためにも、たき始めは勢いよく煙が天井にまで上がりますから、準備ができたらすぐに浴室の外に出られるよう段取りをしておきましょう。
換気については最初の項で書きましたが、開始から90分ほどは換気を切り閉めきっておきましょう。そのあと30分換気をしてから中に入るようにしましょう。
正しく使って、安全に防カビに努めましょう!