驚異のカルシウム量!ベースフードは牛乳を飲むのと同じカルシウム量だった!
1食分で1日の3分の1の栄養素がほとんど摂れるベースフード(※)はなんと言っても栄養素がとにかく豊富です。
そんなベースフードの〈カルシウム〉に今回は焦点を当ててみたいと思います!
目次
カルシウムの必要性とは?
カルシウム=骨!そんなイメージがあるカルシウムですが、成長に必要なだけではないカルシウムの役割についてみていきましょう。
カルシウムはヒトの体の中で最も多く含まれているミネラルです。成人では約1kgも含まれているんですよ。
骨や歯をつくる
これは多くの人が知っていることだと思います。
特に成長期の子どもにおいては、この頃に骨量を増やすことで将来の骨粗しょう症を予防することにもつながります。
骨や歯をつくる以外にも細胞分裂にも関わっていて、成長には欠かせないミネラルです。
筋肉の収縮や神経系の安定
カルシウムはカルシウムイオンとして血液の中で存在し体内で活動もしています。
その活動とは、筋肉の収縮や神経の興奮を抑えたりする働きです。
筋肉の収縮として重要なのは心臓の筋肉の収縮にも携わっていることです。
血液の中に存在するカルシウムイオンは常に一定の量で保たれるようになっていて、そのバランスが崩れると心臓の収縮に異変が起こることがあります。
血液凝固因子として働く
血が固まる過程でカルシウムイオンが使われます。
血液凝固因子とよばれる12種類の物質がありますが、そのうちの4番目の因子がカルシウムイオンです。
カルシウムと食べ合わせについて
カルシウムの1日の摂取目安量は、成人では600~800mg、成長期の子どもでは700~1,000mgが必要とされています。
そんなカルシウムですが、吸収されるのにはビタミンDやマグネシウム、ビタミンKの助けが必要です。
ただカルシウムを摂るだけで良いというわけではありません。
カルシウムの吸収を阻害する栄養素
カルシウムは体にとってとても大切なミネラルです。
カルシウムを吸収しやすくする栄養素があるということは、吸収を阻害する栄養素もあります。
●リン
リンもまたカルシウムと同じくヒトの体にとって必要なミネラルです。
しかし、リンの量が多すぎるとカルシウムの吸収が悪くなります。その理由はリンとカルシウムは結びつきやすく、リン酸カルシウムとなって体外に排泄されやすくなるからです。
食品添加物やインスタント食品などに多く含まれています。
●シュウ酸
シュウ酸が体内でカルシウムと結び付くことで吸収されにくくなります。
●カフェイン
カフェインの働きによりカルシウムが排泄されやすくなります。
●フィチン酸
カルシウムと結合すると吸収が悪くなるとされているフィチン酸は、米ぬかや玄米に含まれていることが多いです。ま
●アルコール
アルコールもカルシウムが体内に吸収されるのを阻害する一つです。
カルシウムを多く含む食品は?
では、カルシウムを多く含む食品にはどんなものがあるでしょう。
乳製品や野菜、海藻や小魚、大豆製品などがカルシウムを多く含んでいます。
牛乳(コップ一杯200ml)が220mg、ヨーグルト(100mg)で120mg、小松菜(70g=4分の1束)で119mg、ひじき(煮物1食分=10g)で140mg、ししゃも3尾で100mg、厚揚げ半分(100g)で240mgといった量を摂ることができます。
調べて驚いたのは厚揚げです。
厚揚げを2分の1枚食べるだけで牛乳一杯以上のカルシウムが摂れるのです。
そして、これらを踏まえて、1日のカルシウム摂取推奨量を見てみましょう。
牛乳だと大人は3~4杯、ししゃもは18~24尾、成長期の子どもは牛乳4~5杯、ししゃもは24~30尾(!)などとんでもない量を飲んだり食べたりする必要があります。
しかも、牛乳やししゃも、ひじきや厚揚げなどを食べているだけでは他の栄養素が不足する可能性があります。
ベースフードは1食分で牛乳一杯とほぼ同量のカルシウム
それでは、ベースフードのカルシウム量はどれくらいなのでしょう?
ベースフードは1食分で220mg以上のカルシウムが含まれています。
これは牛乳一杯分とほぼ同じ量です。
また、先に書いたようにカルシウムを体に吸収させるにはマグネシウムやビタミンK、ビタミンDの働きも重要なのですが、これらのどれもが牛乳よりベースフードのほうが多く含まれています。
要するに、ベースフードはカルシウムが多いだけではなく、体にカルシウムを吸収させやすい栄養素の構造になっているとも言えるのです。
ちなみに、牛乳一杯とベースフード1食分を比較すると、ベースフードのほうがマグネシウムは約6倍、ビタミンKは約13倍、ビタミンDは約4倍多いのです。
飲み物一杯と食事1食分を比較することも少し違うかもしれません。しかし、ベースフードのカルシウムがどれだけ多くて、体に吸収されやすい栄養成分なのかがよく分かる比較だと思います。
また、完全栄養食であるため、リンも必要量含まれています。しかし、リンとカルシウムはだいたい1:1になっていることが理想とされていて、ベースフードはカルシウムが220mg、リンが340mgと1:1.5程度であり理想に近いです。
もし、カルシウムを吸収させやすくしたい人は、ベースフードを1食置き換える際に、インスタント食品や、食品添加物がたくさん含まれているようなものを付け合わせで食べるのはやめたほうが良いでしょう。
まとめ
●カルシウムはヒトの体の中に一番多いミネラルで、歯や骨を作り、筋肉や神経系にも影響のある成分である
●カルシウムは吸収されるのにビタミンDやマグネシウム、ビタミンKの助けが必要
●1日のカルシウム摂取推奨量をとるには牛乳だと大人は3~4杯、ししゃもは18~24尾、成長期の子どもは牛乳4~5杯、ししゃもは24~30尾にもなる
●ベースフードは1食分で牛乳一杯分のカルシウムが摂れるうえ、カルシウムを吸収させやすいマグネシウム、ビタミンKやDも豊富に含んでいる
いかがでしたか。
ただ220mgと書かれても分かりにくい成分が、他の食品と比較することで分かりやすくなりますね。
ベースフードのことをよく理解してぜひお試しください。
(※注釈)この記事におけるベースフードやベースブレッドに関する栄養素についての内容は、栄養素等表示基準値に基づき、脂質・飽和脂肪酸・n-6系脂肪酸・炭水化物・ナトリウム・熱量を除いて、すべての栄養素で1日分の基準値の1/3以上を含む。ということです。