ベースブレッドとおにぎり=白米の栄養素を比較!メリット・デメリットとは

今まで完全栄養食のベースブレッド(※)を誉め称えていました。しかし、いろいろ調べていくうちに食べ物にもそれぞれの特徴があり、それぞれ良いところや気になる点が異なることを見つけました。

今回はおにぎりとベースブレッドを比較して見ていきたいと思います。

おにぎり=白米の栄養素について

朝ご飯やお昼ご飯を簡単に済ませてしまおうとして、おにぎりだけを食べるなんてことありませんか。

私、今まではおにぎりはただの白米だし、栄養素は炭水化物しかないと思い込んでいました。

そんななかでベースブレッドに出会ってベースブレッド最強!と思っていたんですが、よく調べていくと白米にもそれなりの栄養素が含まれていたことに気づいたのです。

お米にはどんな栄養素があるのか?

ごはんの主な栄養素は、炭水化物(糖質+食物繊維)と、たんぱく質、脂質です。

炭水化物が多いイメージのお米は栄養がないと思われやすいですが、ビタミンB1・B2などのビタミン類やミネラルと呼ばれるカルシウムやナトリウム、モリブデンや銅、マンガン、亜鉛、パントテン酸などの栄養も豊富に含んでいます。

例えば、お茶碗1杯分=130~150gのお米の栄養成分は、炭水化物が約48.2g(糖質47.8g、食物繊維0.4g)、たんぱく質が約3.3g、脂質は約0.4gとなっていて、予想通りですが炭水化物の量がどの栄養素よりも多くなっています。

また、おにぎりの目安はだいたいお米100~120gほどで、約202キロカロリーです。

糖質はかなり多めですが、脂質はほぼ無しといっても過言ではありませんね!

ベースブレッドの栄養素について

さて、続いてベースブレッドの栄養素についてみていきましょう。

ベースブレッド1食分の成分を見ていきましょう。

ベースブレッドは1食分(二袋)で1日の3分の1のほとんどの栄養素がとれる完全栄養食です。

画像の表は一袋分なので1食分はこの倍です

ご覧の通りお米に含まれているビタミン類、ミネラル類はすべて網羅しています。

では、三大栄養素で比べてみましょう。

表をみると一袋で炭水化物は30.3gでその内訳は糖質27.1g、食物繊維3.3gです。たんぱく質は13.5g、脂質は8.2gとなっています。ベースブレッドの1食分は二袋になるので、それぞれこれの倍になると考えてください。

また、カロリーは1袋264キロカロリーなので、1食分にすると528キロカロリーです。

おにぎりとベースブレッドの比較

さて、それぞれの栄養素を見ていきましたが、どちらも良いところ、悪いところがありますね。

おにぎりは、炭水化物が多いイメージがありますが、一つだとベースブレッドの1食分よりもカロリーも糖質も低く抑えられます。しかも脂質はほぼ無いと言ってもいいくらいでしょう。

予想以上にカロリーも低めなので、なんとしてもカロリーを抑えたいときにおにぎりを食べるのは案外良いのかもしれません。

一方、ベースブレッドの良いところは、なんといっても栄養素が豊富で、パンなのにたんぱく質まで含まれているところです。

ベースブレッドの糖質やカロリーは〈普段から摂る必要のある栄養〉ぶん含まれているので、おにぎりだけ食べるよりも多くなります。しかし、そのぶん、おにぎりには無い栄養素がかなり豊富なので健康的な食事ができます。

これらをふまえて、言えることは〈自分が食事を見直す理由は何か〉を明確にすることです。

例えば自分はカロリーをなるべく抑えたいのか、脂質を抑えたいのか。糖質を抑えたいのか。といった、具体的な目標を考えてみましょう。

カロリーを抑えたいなら主食を白米にしてみるのはどうでしょう。

糖質や脂質は気にならないけれど健康的な食事を目指したい人はベースブレッドを選ぶのがオススメです。

最近、脂っこいものが多くてできるだけ脂質を抑えたいという人にはベースブレッドよりもおにぎり=白米がオススメです。

ベースブレッドとおにぎり=白米にはそれぞれ栄養素の違いがあり、良いところとそうでないところがあります。

ですから、白米は炭水化物が多いから!という理由で敬遠するのではなく、そのメリットを生かして取り入れてみてください。

ベースブレッドとおにぎり=白米の比較まとめ

●白米は炭水化物だけではなく、ビタミンやミネラルも含まれている

●ベースブレッドの方が栄養素的には白米よりも良い

●カロリーや脂質を抑えたい場合はベースブレッドよりも白米を選ぶとよい

●健康的な食事を手軽に摂りたい人はベースブレッドがよい

それぞれの栄養成分の違いを知って、ダイエットや食生活に生かしてくださいね。

(※注釈)この記事におけるベースフードやベースブレッドに関する栄養素についての内容は、栄養素等表示基準値に基づき、脂質・飽和脂肪酸・n-6系脂肪酸・炭水化物・ナトリウム・熱量を除いて、すべての栄養素で1日分の基準値の1/3以上を含む。ということです。