皮膚保護クリーム クリアGとプロテクトX2を比較してレビュー!値段と効果は?!

私たち医療従事者はプライベート以外でも手洗いやアルコール消毒を頻繁に行っています。

1処置1手洗いと言われるくらいです。しかも、1処置と言いますが、患者さんに触れる前と触れたあとにそれぞれ手洗いもしくは消毒が必要とされていますから、1処置複数手洗いなんですよね。

新型コロナウイルスが大流行してからは、自分が発生源になってはいけないと以前より手洗いや消毒に気を使うようになりました。

しかし、手洗いは石鹸により手の皮脂を落とし乾燥を招き、手荒れを起こします。私は手荒れまではいきませんが、それはもうガッサガサに乾燥しています。

そこで、看護師の通販雑誌に載っていた〈皮膚保護クリーム クリアG〉を購入してその効果を試してみたいと思いました。

今回試してみたクリアGとプロテクトX2

保湿剤ではなく皮膚保護クリームを選んだ理由

保湿剤は保湿成分により皮膚の乾燥を防ぎます。

保湿剤は、乾燥を防いだり炎症を抑えてくれたりしますが、物理的な刺激からの手荒れを防ぐことはできないのです。

私は保湿をしたいのではなくて、石鹸のダメージから肌を保護してもらいたいため保護クリームを選びました。

●手を洗ったあとに何回も塗り直さなくていい

●効果が持続するものがいい

●ベタつかないものを希望

今回はこの希望に叶うものかどうかと、効果を2つの保湿剤で比較していきたいと思います。

皮膚保護クリーム クリアGの効果は?値段や販売会社はどうなの?

皮膚保護クリームのクリアGは和光化学が販売しています。

使い方はカンタンです。

①クリアGを使う前には手を石鹸でキレイに洗います。

②そのあとクリアGを爪やあま皮など手全体に塗ります。

③5分ほど待ちます。5分程度で保護膜を作り出します。保護膜は4時間持続し、石鹸で手を洗っても落ちずに効果が期待できます。

ただ、クリアGには保湿成分が少ないので、朝や寝る前などのスキンケアと一緒に使うのがオススメです!!

顔や足など手以外にも使えますし、オムツかぶれにも効果があるので、赤ちゃんにも使えそうですね。

サイズはポケットタイプの70gと、たくさん使える200g、600gその他、詰め替え用の500gもあります。

値段は70gが1,200円程度、200gが3,000円程度、600gは3,900円程度、詰め替え用は3,000円程度です。

よく使うなら200gではなく断然詰め替え用のほうが安いですね。ただ、詰め替え用はポンプではないのでよく使う人は600gを買って、それ以降は詰め替え用にしたほうがお得ですね。

普通のハンドクリームでは防げない 手荒れ 回避クリア-G 70g

価格:895円
(2021/5/10 06:45時点)

和光化学 皮膚保護クリーム「クリア-G」200g

価格:1,880円
(2021/5/8 21:30時点)

皮膚保護クリーム プロテクトX2の効果は?値段や販売会社はどうなの?

皮膚保護クリームのプロテクトX2は東栄部品株式会社の製品です。

プロテクトX2のポイントは、皮膚保護クリームとしての役割に加えて、保湿成分以外に炎症を抑える効果のある成分を配合している医薬部外品であることです。

炎症を抑える効果もあるため、ひび、あかぎれや、しもやけを防ぐこともできます。

また、大腸菌、黄色ブドウ球菌、緑膿菌、MRSA、白癬菌の保護膜不透過試験を通過しています。このことからも、しっかりとした保護膜が作られていることがうかがえますね。

使い方はクリアGとほぼ同じです。

①手洗いをして手を清潔にします

②一回分約0.6mlほど出して皮膚にすりこみます。

③3~5分で保護膜が作られて効果が持続します。

④三時間~四時間ごとに塗り直したほうが効果的です。

クリアGと同じく顔や足、オムツかぶれなどにも使えます。

サイズはポケットタイプの15ml、小型チューブタイプの60ml、約4ヶ月つかえる240ml、約1年8ヶ月(約800回分)ももつ大容量の480mlと四種類あります。

値段は60mlのものが税別定価1,200円、中型の240mlのものは税別定価3,700円、約1年8ヶ月もつ480mlのものは税別定価6,200円です。

始めは60mlのものを使って、良ければ大容量のものを選ぶと良いでしょう。

アースブルー 皮膚保護クリームプロテクトX2(240ml(中型)) XPL3502

価格:3,312円
(2021/5/8 21:32時点)

皮膚保護クリーム プロテクトGとプロテクトX2を比較してみた!

私が望んだ以下の2点で考えてみました。

手を洗ったあとに何回も塗り直さず効果が持続するのはどっち?

ズバリ。

効果は同程度と読めますが、プロテクトX2のほうが持続性を感じられます。

保護膜が3時間~4時間ほど持続するのはクリアGでもプロテクトX2でも同じです。

ですので、どちらも4時間ほどしたら塗り直す必要がありますが、時間経過に関わらず石鹸による手洗いを三回ほどしたら保護膜が剥がれている感覚があります。

この保護膜が剥がれている感覚が出現しにくい方はプロテクト2のほうです。

ベタつかないのはどっち?

効果が同じであれば使い勝手やベタつきなどは重要なポイントです。

ベタつかないのはどっち?に関してはズバリ、同じくらいサラリとしています。

ロート製薬から販売されている、メンソレータム薬用ハンドベール〈しっとりなめらかクリーム〉をいただいたので使用していました。しかし、ベタついて仕事がやりにくかったのです。

でもこのクリアGとプロテクトX2はどちらもサラリとしていてベタつきなど気になりません。

しかし、適量以上に出すとベチャベチャになり、しかもしばらく塗り込んでもおさまらないくらいに手が真っ白になります…仕事ができないくらいに。これは残念なところです。

ただ、適量であれば塗り込んだあとはサラリとしていてベタつきは気になりません。どの程度サラリとしているかというと、ヒルドイドローション(ヘパリン類似物質)のローションタイプほどは水っぽくないです。

例えるならヨーグルトのような質感でしょうか。

いずれにしろ、適量であればクリアGもプロテクトX2もベタつきはありませんから気にせず購入しても良いでしょう。

クリアGとプロテクトX2の値段比較

次は値段で比較します。

価格に関しては、比較的安価なクリアGに軍配があがります。

とりあえず試してみたい程度で特にこだわりがなければ安価なクリアGを購入してもよいでしょう。

クリアGとプロテクトX2はなにが違うのか

調べてみて唯一異なる点は、プロテクトX2は医薬部外品であることです。

クリアGは医薬部外品の表記がなかったので、医薬部外品ではありません。

医薬部外品は、医薬品と化粧品の中間の立場の製品で薬機法により定められているものです。ただ、人の体に対する改善効果はあるものの作用が弱いとされています。副作用の危険性がないことも条件にされています。

プロテクトX2は医薬部外品ですので、若干の改善効果が期待できるということでしょう。この改善効果については炎症を抑える効果であって、保湿や保護効果の持続性などとは違うことを理解しておいてください。

もし、石鹸などの刺激から手を守りたいとき、手にあかぎれやヒビなどがある人はプロテクトX2を選ぶほうが良いということになりますね。

まとめ

●クリアGもプロテクトX2も効果の持続性は同程度とされているが実際使った感じはプロテクトX2のほうが保護膜の持続性がある。

●クリアGもプロテクトX2もベタつきは気にならない。

●値段が安いのはクリアGである。

●クリアGには保湿成分が少ないので、スキンケアと一緒に使うのがオススメ。

●プロテクトX2は保湿成分以外に炎症を抑える効果のある成分を配合している医薬部外品である。

●石鹸などの刺激から手を守りたいとき、手にあかぎれやヒビなどがある人はプロテクトX2を選ぶほうが良い。

いかがでしたか。同じ皮膚保護クリームでも少しずつ特徴があるので、自分にあった皮膚保護クリームを選びたいですね!