電池の使用推奨期限とはなにか?電池の白い粉は子どもが触っても大丈夫?!

子どもの玩具って、とにかく電池が必要です。

いくらストックがあっても足りない、足りない。特にプラレールの消費量と言ったらとてつもない量です。

今回新しく買った電池を眺めていたら、使用推奨期限というものが記載されていました。

今までそんなものあったかな、と気になったので、調べてみました!

使用推奨期限とはなにか。使用推奨期限はどれくらい?メーカーによって違うのか?

電池の使用推奨期限は、未使用の場合の保管期限です。

使いきる期限か、使い始めてから何年持ちますよー、みたいなものかと思っていました。

記載することをJISで規定されているものだそうです。

意味は「その期間内に使用を開始すれば電池は正常に作動し、JISに規定する持続時間等の性能を満足する期間」とされています。

ただ、期限についての取り決めはなく、メーカーによって決められているようです。

そしてだいたいの使用推奨期限の期間について調べてみました。

  • マンガン乾電池(単1、単2)・・・おおよそ3年
  • マンガン乾電池(単3、単4)・・・おおよそ2年
  • マンガン乾電池9V型・・・おおよそ1.5年
  • アルカリ乾電池(単1~単4)・・・おおよそ10年
  • アルカリ乾電池(単5、9V型)・・・おおよそ2年
  • アルカリボタン電池・・・おおよそ2年
  • リチウムコイン電池・・・おおよそ5年
  • 筒状のリチウム電池(カメラ用)・・・5~10年(メーカーによる)

何社か調べてみましたが、どのメーカーもだいたい同じのようです。

JIS規格とは?

そもそもJIS規格って?

 Japanese Industrial Standardsの略。

日本産業規格という。

産業標準化法というものに規定されていて、認定標準作成機関や日本産業標準調査会(JICS)の答申により主務大臣が制定する規格のこと。

日本の国家標準の一つなんです。

アルカリ乾電池から漏れている白い粉はなに?子どもが触っても大丈夫?

長く使っていなかったために電池が切れていて交換しよう!そんなときに開けてみたらなんだか白い粉が…なんてとき、ありますよね。

この白い粉はなに?と心配になりますね。

この白い粉は、アルカリ乾電池であれば水酸化カリウム水溶液という強いアルカリ性の成分が、マンガン電池であれば塩化亜鉛という弱酸性の成分が外に出て、二酸化炭素に触れて結晶化したものです。

どちらも電解液と呼ばれ、毒物及び劇物指定令という法令で「劇物」に指定されています。

この電解液に触れると化学火傷を起こす危険があるため、万が一触れてしまったり目に入った場合は、大量の水で洗い流したあと、医療機関にかかりましょう。

液漏れの原因は新しい電池と古い電池を混ぜて使ったり、過放電、経年劣化、長い期間の通電、電池を逆向きにいれていた、などがあります。

過放電は、スイッチをいれたまま放置したり、容量がないのにも関わらずそのまま長期間放置したりした場合によく起こります。

経年劣化は、湿度の高い場所や室外で使用すると錆び付いてしまい、これが、原因で起こります。

時計やテレビのリモコンなど、微量に長期間放電している場合もおこることがあります。

新旧入り交じった電池を使用すると、古い電池の過放電が起きやすいんです。使用している電池のメーカーが異なる場合も起きることがあるそうなので気をつけてくださいね。

予防法としては、使っていない電池は取り外す、電池交換の際は新しいのと古いのが混ざらないようにする、メーカーを揃える、湿度の高い場所に放置しないなどが考えられます。

いかがでしたか。

使用推奨期限を考慮して電池をなるべく長く使うためにも液漏れを防ぎたいですね!