看護師辞めて何になるか
さて、看護師を辞めようと思って3週間ほど経ちました。
転職サイトをフル活用して、面接3社済、面接待ち2社、書類選考待ち1社です。
看護師は本当に求人が多く、病院、クリニック、訪問看護、介護施設などなどなどなどたくさん出てきます。
ただ、そんな中で私は15年病院で看護師として働いたので、医療行為を提供する仕事はひとまずお休みしたいと感じたのです。
ですから、可能であれば企業で働く看護師になりたいと探し始めました。
企業で働く看護師とは、なんぞや、というところですが、以下のようなものがあります。
目次
企業で働く看護師の仕事
今回、企業で働く看護師を目指して色々探し回った感想も踏まえてお伝えします。
〇産業看護師
企業の健康管理室で働くナース。健康診断の実施や健康相談などを行います。
求人はほぼ無いと思ってください。
昔、先輩ナースから聞いた話では、だいたい産業看護師は縦の繋がりで、辞めていく人が次の人に声をかけて辞めていくそうで、ほぼ求人として上がらないのだとか。
私も今回探したら、1件ありました。外資系なので英語で会話できないとダメとのことで諦めましたが…
〇治験コーディネーターや臨床開発モニター
治験に関わるお仕事です。
これはかなりの数の求人があります。ただ、現場仕事なので、残業、出張、まれに休日呼び出しなどがあり、人の入れ替わりが激しいのか探せばわりと出てきます。
忙しい仕事なのか、給料は15年勤めた私の年収を超えていくようです。
残業、出張があるので、頼れる場所のない子育て世代には就職は厳しいようです。
実は私もこれを目指してみましたが、やはり残業、出張に制限があるのは難しいとのことで諦めました。
〇コールセンター
さまざまなコールセンターがありました。
製薬会社のお薬に関する問い合わせ、健康相談、医療機器を扱う人からの使い方の問い合わせなどなど。
コールセンターは残業がほとんどなく子育て世代にも働きやすいようです。
ただ、中には交代勤務を取り入れている企業もあり、夜勤が発生する可能性もあるようです。
求人を見た際には勤務体系も確認しておきましょう。
〇健診
健診車に乗って企業や学校を回るお仕事です。
侵襲的な処置は採血くらいでしょうか。
健診に回る場所によっては朝早くや、残業などが発生する可能性もあるようです。
お給料は高くはないですが、低すぎることもなかったです。
〇ツアーナース
ツアーナースの求人は今回目にしませんでした。
学校の修学旅行などに来てくれる看護師さんですね。
色んな場所に行けるのは楽しいですが、1人で子ども全員を見るので、業務に慣れるまでは大変かもしれませんね。
数日間家を離れるので子育て世代には厳しいと思います。
などなど、他にもたくさんあるので病院だけにこだわらず、自分が楽しんで仕事ができるものを探してみましょう。
今回の転職先
1ヶ月という短い期間でしたが、たくさんの転職サイトをフル活用して、私がたどり着いたのは治験のPV(ファーマコビジランス)という事務のお仕事。
医療行為を提供する看護師という立場に疲れたので、企業で働く看護師を、と目指していましたが、なかなかいいものが出てこず…
そこで、知人の話を思い出し、治験のお仕事に携わってみたいなと思うようになりました。
ただ、治験コーディネーターや治験モニターは出張や残業があるので子持ちの私には厳しい勤務形態でした。
そこで、治験の事務的な作業であれば10~20時間程度の残業だということで、PVを考えることにしました。
ファーマコビジランスは、医薬品安全性監視のお仕事で副作用などの有害事象の情報を集め、分析、評価し安全性を維持する仕事です。得られた情報を元に安全に使用できる方法を分析したり、厚労省への報告なども行います。
PVになるために必要な資格はないですが、医療関係に携わっていたことがあれば、基本的な知識は備わっていますから取り掛かりやすいと思います。
きっと、病院で看護師として勤めていたのではこんな仕事があることも分からなかったでしょう。
看護師辞めて何になるかのまとめ
看護師という経験を活かして活躍できる仕事は思っている以上にたくさんあります。
転職活動をして思ったことは、自分の知らない仕事がたくさんあって、病院やクリニックや介護施設だけが看護師の活躍できる場ではないということ。
募集には年齢制限があるところも多く、看護師辞めたいと思ったら早めに動き出すほうが選択肢が広がること。
企業で働く場合、出張や残業は避けられないことが多いため、子育て世代は厳しい条件であることが多いということ。
今の職場を辞めたいと思ったら、早めに行動しましょう。早いうちからキャリアをつめば、あなたの未来はきっと広がるはずですよ!