子どもとゲームの影響は?!メリット、デメリットと我が家のルールはこれです!

最近は色んなテレビゲームが増えてきていますね。

そんな私も幼い頃からファミコン、スーファミ、プレステと色んなゲーム機に触れてきました…そして今もゲーム大好き人間です。

そんなゲーム好きは子どもにも影響し、今や小学一年生の子どももゲームが大好きに。

親からすると、ゲームで1人で遊んでくれると、家事も進むし、待ち時間が長いときにも暇を潰せて助かります。

個人的にはとても便利なツールだと思っています。

その一方で、やはり気になるのは子どもへの影響。ゲーム好きな我が家が決めているルールと一緒に紹介します。

現代の世間の流れとゲームの関係。親と子どもの関わりは?

今はとっても世の中が不安定です。

20年や30年前と比べたら子ども1人で遊ばせるには治安は悪いし公園で遊ぶにも制限は多いし、習い事は増えたしで、外で遊ぶ、遊べる機会も確かに減っています。

そうなると安全で涼しい家でゲームをさせるほうが安心だ、と思う家庭も多いでしょう。

ゲームはすべてダメ!デメリットしかない!と思われがちですが、メリットもあるんですよ。

ただ時間を制限するだけではなく、親がきちんとゲームを理解し、付き合っていく方法を教えることが大切だと思います。

ゲームが子どもに与えるメリットについて

①想像力や創造力が豊かになる

RPGなど物語性のあるものだと、物語を進めるために次はどこに行くべきか、ヒントはどこに隠されているか、必要な道具は何か、など、さまざまな要素を考える必要があります。

そのため、ストーリーを想像する力や、手に入れた道具などでモノを作るなどの創造力、問題を解決する力が必要になります。

ある研究の結果ではゲームをしている子の方が創造力が高いという報告もあるようです。

マインクラフトや、どうぶつの森などは自分の作りたい家や、置きたい家具、作りたい村など先を想像&創造して作り上げるので想像力、創造力を養うのに私はオススメです。

②注意力や先を素早く見分ける力がつく

スーパーマリオなどでは急に出てくるアイテムを拾ったり「いつものステージの作り方と違う」ことを見つけることで隠し通路を見つけることができたり何かと注意力は求められます。

また、大人気のスプラトゥーンでは相手チームが色を塗っていない道を見つけたり、相手チームが後ろから狙っていないかなど注意してステージをやりくりする必要もありますね。

これまた人気のフォートナイトでは他のプレイヤーに倒されないように立ち回る必要があり、視野を広くしないと画面の隅っこで一瞬ジャンプしたプレイヤーなどを見つけることができません。

必要、不要を見分ける力や注意力は、勉強にも役立ちますよね。
そして、倒されないように、ステージから落ちないようになどといった危険回避や先読みの力は交通事故を回避することにもなるのではないでしょうか。

③空間認識力が鍛えられる

ある研究では、eスポーツの種目であるRTSゲームをすることで、視覚空間推理力(いわゆる空間認識力)が鍛えられるという結果が出ています

また、RPGなどで地図が出てきたりした際にはそれを読む必要がありますよね。

空間認識能力は立体的な絵を描く、天体などの理解や、日常では地図を読むなどに必要な能力と言われています。

ゲームで地図が出てきて「北の方角に~」といった話が出たときに、地図を読むときの北は上だよ、なんて会話も我が家では年長さんの頃からしていました。

さらに、空間認識力を鍛えることで立体的な位置関係の把握ができるようになります

それによりバスケットボールやバドミントン、サッカーなど空間認識力が必要なスポーツも上手になるのではないかと言われています

ゲームに夢中になることで子どもに起こるデメリットは?

さて、ゲーム好きなので、メリットを熱く語りましたが、親になってみてやっぱりゲームにも悪い面があると気づくこともチラホラ。

以下に挙げるようなデメリットは少なからずあります。

①やめどきが決められず自己管理ができない

ゲームって本当に楽しい。

RPGはセーブポイントが決まっていて、なかなかやめどきが分からないものです。しかも、ストーリーが気になりすぎて、大人でもついついやり過ぎてしまいます。

子どもとなると、自分でやめどきなんて決められないと思います。

そうなると、宿題は忘れるわ、勉強はしないわ、次の日の準備はしないわで悪循環になることも。

自己管理ができないとゲームと勉強の両立は困難です

我が家も頭を悩ませています。

また、海外の研究ですがテレビゲームを購入した生徒は購入しなかった生徒に比べて成績が下がったという結果もあります。

②ゲームによっては攻撃的になることもある

最近は子どもへの悪影響を抑えるために暴力的なシーンのあるゲームはR18指定がついていて、売る側も確認の必要があります。

ただ、大人が買い与えたり、大人のアカウントでダウンロードしたりすることも可能な時代ですので、どんなゲームなのかを把握しておく必要があります。

我が家は親の私がR18指定のデッドバイデイライトにはまっていて、友人と日中にボイスチャットを使ってプレイすることがあります。そうすると子どもも見ちゃうことになるんですね…。あるとき、子どもがゲームのマネを始めてしまってショックだったこともあります…。

③集中力が落ちる

ゲームにより、自分から何かを見つけて、集中して取り組む力が低下するという結果の研究もあるようです。

ゲームをする時間が長い子どもほど授業中に集中できないといわれるのもこのためではないかと言われています。

④視力が落ちる

これは実際我が家の息子も視力が落ちました。

小1でCですって…これはかなりショックでしたが、両親ともに視力は悪くどちらもメガネなので仕方ないか、と話し合いました。

画面から近すぎるのは確実によくないです。

ゲームに関する我が家のルールはこれ!子どもと決めましょう!

いろんな研究がありますよね。

ただ、私が今まで経験していて感じるのは、これらの研究は、確かにそういう面もあるけれど、本当かな?という面もあるということ。

実際に私の周りにはゲーム大好きで昔からゲームをよくやっていた理系の高学歴さんもいれば、自分の息子のように、スケジュールを立ててやれば自分なりに切り上げてゲームを中断できる子どももいるのです。ちなみに小学1年生です。

ゲームを良い方にも悪い方にも傾けることができてしまうので、大事なのは「親の関わり方」だと思うのです。

そこで我が家は、両親ともにゲーム好きなので話し合ってこんなルールを設けています。

「やるべきことをやったら決められた寝る時間まで好きなだけゲームやって良し」

ただ、我が家は朝の学校に行くまでの時間に勉強タイムを設け、夕方は宿題と本読みなどと朝の時間を活用しています。

我が家はこのルールに基づき、以下のことを実践しています。

ゲームと付き合うコツ。実際に子どもとやってみて感じたこと

①子どもと話し合ってスケジュールを立てる

夏休みで預かり事業もしていないお盆休みに一日のスケジュールを朝に立てました。

基本的には1時間ずつに区切って、時間だけ決めて、やりたいことは何かを子どもと相談しました。

こうすることで「自分で決めたこと」といった気持ちが芽生えて、行動しやすくなります。

あまりにも制限しすぎて抑制すると、大人になった時にその反動でゲームから離れられなくなることもあります。

ぜひ、子どもの意見も取り入れてスケジュールを組み立ててください。

夏休み時間割の一例。ゲームの目標も決めておきました。朝のワークの前にも勉強時間を設けています

②一緒にゲームをしてみる

どんなゲームか分からない、子どもにプレイさせて大丈夫か?

これに関する心配は、一緒にそのゲームをさせてもらいましょう

我が家は、フォートナイト、マインクラフト、ファイナルファンタジー、フォールガイズなどなど、子どもがしているゲームは全て親も一緒にプレイしています。

子どもは覚えるのが速くて感心しますよ。

また、会話にもゲームのことを取り入れることで、話題も尽きませんし、コミュニケーションにもなります。

やめ時もわかりますから、どのタイミングで声掛けをすればゲームを中断してくれるかの把握もできますね。また、問題発言があったときに、どのゲームの影響かもわかります。

3歳の時に息子が「ぶっとばしてやる!」と言った時の犯人は「ドラえもんのジャイアン」でしたけれどね…

③ゲーム以外の遊びを提案してみる

ずっとゲームばかりで心配でしたら、外に遊びに連れて行ってあげるなど「子どもが魅力を感じる」別の遊びを提案してみましょう。

この場合、親は大変ですが、一緒に乗り越えましょう。

ゲームのできない世界、例えばキャンプやバーベキューなどであれば子どももゲームの世界から意識が離れますよね。

いかがでしたか。

意外と「自分も一緒にやってみる」のはおススメです。会話も増えるし、やめさせ時もなんとなくわかってきます。

謎解きの要素のあるゲームなんかは、子どもだけでは難しい面もあり大人が一緒にやってあげると喜んでくれますよ。

これからは電子機器を活用して生活をしていく時代ですから、無理にやめさせずに、電子機器に慣らしておくことも大事かもしれません。

すべての子どもに同じ手段を取れば同じようにいい結果が出るわけではないのです。

自分の子どもがどんな性格なのか、どう声かけをしたら気づいてくれるのか、それを見極めて子どもも大人も納得のできる「落としどころ」を各家庭で見つけられたら一番いいですね!